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飛行機雲と天気予報
2024年06月24日
皆さんこんにちは、松樹本店の山下です。今回も何について語ろうかと悩みに悩みぬいた末、空(雲)に
まつわる話を紹介したいと思います。
梅雨も明けて夏色の空になりつつある今日この頃ですが、何気に空を見上げた時、飛行機が飛んでいる光
景を見たことあるかと思います。
このとき、飛行する航空機の後方に雲(飛行機雲)が発生している光景も多々ご覧になったことあるかと
思いますが、この飛行機雲ができる理由として大きく2つの理由があげられます。
まず1つ目は飛行機の排気ガスが元となって生まれるもの。排気ガスに含まれている水蒸気が極低温な外
気に急激に冷やされて、水滴や氷の粒になるというもので、冬の寒い日に吐く息が白くなるのと同じ原理で
す。
つぎに2つ目として、高速で移動する航空機の後方で気圧が下がることが引き金となって氷の粒ができる
もの。高速で飛ぶ航空機の翼の後ろやプロペラの先端などでは特に気圧が低くなります。気圧が下がると空
気が膨張して冷却されるため、水蒸気が氷の粒へと変わるのです。
そして、この飛行機が雲が長く尾を引いている状態(しばらくの間消えない状態)のときは、上空の空気
自体が湿った状態を示しており、天候が崩れていく傾向があります。逆にできた飛行機雲がすぐに消えてし
まうようなとき、上空の空気は乾燥した状態であることを示しており、天候も大きく崩れた入りしない傾向
にあります。
飛行機雲を見るだけでも今後(数日後)の天候の状態をある程度予測することができますので、遠出を計
画される場合や野外活動を計画される際には参考にされてみてはいかがでしょうか?
ということで、今回もマニアックな話題の提供でした。今後もますますマニアックな話題を提供していき
たいと密かに企んでいる私でした。